最近では糖質制限ダイエットなどであまりお米を食べない人も増えています。
確かにごはんはカロリーが高く、温かいごはんは小腸や大腸にそのまま吸収されてしまい、体の中で脂肪となってしまいます。
炭水化物に含まれる糖は脳のエネルギー源となるため、完全にカットするのはNGですがカロリーオーバーを招きがちです。
そこでオススメしたいのが、ごはんを冷やしてから食べる「冷ごはんダイエット」です。
冷やごはんダイエットの効果
お米にはデンプンが含まれていますが、炊いた温かいごはんと冷ごはんではデンプンの質が変わります。このデンプンの質の変化こそが、冷ごはんダイエットのポイントです。
この変化したデンプンは難消化性デンプンとも呼ばれる『レジスタントスターチ』。
この『レジスタントスターチ』は通常のデンプンと比べて消化しにくいという特性があり、食物繊維に似た働きをします。
◆便秘解消
温かいご飯を食べると体内で消化吸収され、エネルギー源として働きます。
しかし、冷やごはんのレジスタントスターチは食物繊維として働き、腸内の善玉菌を活性化させて腸内環境を保つので便秘の解消に効果的です。
◆カロリー
温かいごはんに含まれるデンプンのカロリーは1gあたり4kcalですが、レジスタントスターチは1gあたり2kcalと約半分になります。同じお茶碗1杯のごはんを食べてもカロリーを減らせるのでダイエットに効果的です。また、レジスタントスターチは消化スピードを遅くすることで、血糖値の上昇を抑えてくれます。
レジスタントスターチが含まれるのは、冷ごはんだけではありません。
パスタやうどん、蕎麦、ジャガイモなどでも同じことが当てはまります。
温かいまま食べるのではなく、冷やして食べることで同様の効果があります。
冷ごはんダイエットの注意点
ごはんは、一度冷蔵庫で冷やしたものを食べるようにするのいいようです。
冷凍したごはんを電子レンジで再加熱して常温以下まで放熱するとレジスタントスターチは再び同じように増えていきますので効果があります。
冷やして水分が飛び、デンプンの再結晶化が進めば進むほどレジスタントスターチは増えていくので消化されにくく摂取されるカロリーは減っていきます。
冷たいごはんを摂取しすぎると、体調を崩すこともあるので、できるだけ常温のものを食べるようにしましょう。体調にあった摂取方法をしましょう!