初夏のような陽気の日も増え、心地良い季節となりましたね。
その一方で、身体や肌の調子が優れないという人も多いのではないでしょうか?
花粉シーズンのピークが過ぎ、暖かくなり快適なはずなのに?それは空気や紫外線の影響です。
今回は季節の変わり目、5月のスキンケア方法についてご紹介します♡
春に体調や肌が不調になるのはなぜ?
実は3月~5月はあらゆる大気汚染物質や黄砂などの飛散量が1年の間で最も多くなると言われています。
それらの物質が春の強風などにより肌に付着しやすくなり、かゆみや炎症を引き起こすこともあるのです。
そして「5月病」という言葉があるように、新年度で気が張っていたり、ゴールデンウイークの連休前後で気がゆるみ、一気に疲れやストレスが出やすくなると言われています。
疲れやストレスの影響で肌の抵抗力が低下し、余計に肌荒れを引き起こしやすくなってしまうのです。
また、5月からは紫外線量も一気に増え、実は真夏とさほど量が変わらないということをご存知ですか?
肌荒れが起きやすいのも紫外線が大きく影響しています。
春の大気汚染
政府の発表によると3月~5月にかけて、PM2.5をはじめとする大気汚染の飛散量が増加する傾向にあるといわれています。
さらに黄砂も飛来し、1年の内で最も空気が汚れている季節といっても過言ではないです!
せっかく外で過ごすのが心地良い時期だというのに、空気に触れるたびに不調に悩まされるなんて辛いですよね。
肌に待機汚染物質が付着すると、刺激を与えたり酸化を促す恐れがあります。
そのため、キメが乱れ肌のバリア機能を低下させたり、シワやくすみ、肌荒れなどを引き起こしやすくなってしまうのです。
外出する際には、下地やファンデーションで肌を保護しましょう。
ベースメイクは肌の見た目を美しく整えるだけでなく、素肌を外界の刺激から守る効果もあります。
また、外から帰ったらしっかりと洗顔をして、肌についた汚れをきちんと洗い落としましょう。
春の乾燥
連休中や連休明けごろから、心身の疲れやストレスが一気に現れることがあります。
いわゆる“五月病”という状態ですね。
すると肌の角質層の状態も乱れやすくなり、バリア機能が損なわれ、うるおいが逃げやすく肌がかさついてきてしまいます。
このこのような肌状態も不安定なため、スキンケアでしっかりと保湿しているつもりでも潤いを保てなくなってしまうのです。
高機能な化粧品を使っても乾燥がおさまらず、かえって刺激になってしまいトラブルが起きてしまったという経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?
肌に合わない高機能スキンケアアイテムを使うよりも自身の肌と相談し、刺激を感じにくいシンプルな化粧水でたっぷりと保湿してあげることの方が効果が期待できます。
また、睡眠時間を確保し規則正しい生活を心掛け、心身のストレスや疲れを解消することも大切です。
自律神経を整えることで、肌本来の機能も整うようになります。
春の紫外線
最も注意すべきなのが紫外線。
実は5月~6月は紫外線量が真夏並みに急増するというのをご存知ではない方も多いのではないでしょうか?
特に光老化に関与するUV-Aの量がぐんと増えます。
UV-Aは肌の真皮層にまで達し、肌のハリや弾力に関わるコラーゲンやエラスチンを変性させてしまうという悪影響を起こします。
そのため、シワやたるみを引き起こす恐れがあります。
また、メラノサイトを活性化させてメラニンの生成を促し、さらにすでにできているメラニンを酸化させ、黒くさせる作用もあります。
室内にいる場合でも、UV-Aはガラスを透過するため油断は大敵です。
外出する際には、真夏と同じ紫外線が降り注いでいるという意識を忘れないでください!
SPF値も大切ですが、特にこの時期量が増えるといわれているUV-Aを防御するための数値「PA値」の高いものを選びましょう。
最近では「PA++++」が最高数値となっています。
肌がゆらぎ、デリケートになりがちの季節なので、刺激を受けやすい方はオーガニックのものや敏感肌ようのものをチョイスするのがベターです。
その場合は数値が低めのものが多いので、日傘や帽子などを利用し、紫外線が肌に当たらないように工夫しましょう。
夏本番を迎える前にスキンケアの対策を今の内から行って、肌も心も喜ぶ肌作りを目指しましょう!