今回は“片頭痛”についてご紹介します!
頭痛と片頭痛の違いとは?
頭痛には種類があります。
●片頭痛かどうかを見極めるポイント●
・緊張型頭痛
頭の周りを何かで締め付けられているかのような鈍い痛みが30分~7日間続きます。
・群発頭痛
「きりで刺されるような痛み」などと表現され、耐えられないほどの痛みだと言われています。
原因を探るには、あなたの頭痛が片頭痛かどうかを知る必要があります。
●頭痛の主な症●
・頭の片側がズキズキ強く痛む
・それほどの頻度ではなく、月に1~2回起こる
・動くと痛みが強くなる
・冷やすと楽になる
・光や音、においに敏感になる
・吐き気や嘔吐
上記に対して
・毎日のように頭痛がする
・温めると治まる
・肩や首も凝っている
・頭全体が締め付けられるような重苦しい痛み
などの症状が見られたら緊張型頭痛といえるでしょう。
群発頭痛は数自体が少ないことと、男性に多く女性にはあまり見られない頭痛のタイプですが強烈な痛みが続くのでとても辛い症状に悩まされます。
片頭痛の原因とは?
片頭痛が起こる仕組みは、何らかの原因で血管が拡張することだとされています。
血管が広がり、三叉神経に炎症が起きて、その周りに刺激を与えてしまうことから痛みが起こると考えられています。
しかし、その原因はまだはっきりと解明されていないので頭痛の原因になるであろう要因を一つずつ検証していきましょう。
◆ホルモンバランスの乱れ
女性の場合、女性ホルモンの影響も無視できません。
というのも、片頭痛の有病率は女性が男性の約4倍もあるからです。
◆セロトニンの過剰分泌
セロトニンとは“幸せホルモン”とも呼ばれ、少なくなるとうつ病などの精神疾患にも関わるといわれています。
しかし、たくさん分泌されると片頭痛が起きてしまうことがあるのです。
ストレスが原因でセロトニンが異常に増えていると、それが原因で脳血管を収縮させてしまいます。
その後、徐々にセロトニンが減少すると、その反動で血管が急激に拡張するために片頭痛が起こると考えられています。
◆ストレスで活性酸素が増えるため
ストレスを感じると体内で対抗するため活性酸素が増えます。
活性酸素は増えすぎると細胞や血管を傷つけ、炎症を起こす原因となります。
それが片頭痛を起こしていると考えられます。
◆温度や湿度、気圧の低下など
片頭痛は気候とも関係があるようです。
・台風
・梅雨
・春や秋の気候が不安定な時期
など、湿度が高くなったり、天気が崩れがちな時は片頭痛になる人が増えます。
◆コーヒーなどのカフェインの摂り過ぎ
カフェインが原因で頭痛が起きることがあります。
カフェインには血管を収縮させる働きがあるのですがカフェインの作用が切れた時に一気に血管が拡張するため片頭痛を誘発します。
コーヒー以外にも清涼飲料水、エナジードリンク、緑茶などにもカフェインが含まれているので気を付けてください。
◆寝不足や寝過ぎ
寝過ぎることで首や肩がこってしまうため、疲れが取れるのを通り越して、逆に疲労がたまり血行不良になってしまいます。
寝不足は脳や身体がしっかり休息できずストレスがたまっている状態なので片頭痛が起こりやすくなります。
寝不足、寝過ぎのどちらも片頭痛には良くありませんので適度な睡眠を心掛けましょう。
痛みが出ているという事は身体からのサインです、それを無視しないで原因を特定しましょう。
今は頭痛外来などもあり、専門家が診てくれる病院もあります。
あまりに頭痛が治らない時はお医者さんに相談をしてみましょう。